仕事ができる人は、3分話せばわかる 浅川智仁
あなたの人生において「この人、感じいい人だなあ」「頭が良さそうだなあ」「雰囲気いいし、仲良くなりたいな」と、印象が良かった人が何人いますか? 私は接客業に携わっていたので、印象が良い人と多く関わってきました。なぜか、相手の心をグッと掴んでしまう。そんな魅力的な人になりたいですよね。
そこで今回は「仕事ができる人は、3分話せばわかる」を紹介していきます! 魅力的で仕事ができる人は最初の3分で勝負を決めているんです。著者である浅川さんは、元トップ営業マンで電話セールスの回数は2年9カ月で約20万コール。とてつもない実績を残しました。浅川さんは言います。「人はわずか3分で相手を判断し、相手もあなたを3分で見抜く」ドキッとしちゃいますよね(笑)たった3分があなたのこれからの人生を変えることがあります。その3分の使い道…徹底解説します!
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仕事ができる人は、3分話せばわかる 信頼を勝ち取る「準備・具体性・ストーリー」【電子書籍】[ 浅川智仁 ] 価格:1,540円 |
こんな悩みがあれば必読本
☑いつも自分は印象が悪く、すぐに相手と距離が縮められない
☑仕事ができる人・勉強ができる人の特徴を知りたい
☑円滑にコミュニケーションを取りたい
☑コミュニケーションスキルを磨いて人生を変えたい
もくじ
自分が○○〇と、周りも付いてくる(○○に入る言葉はページの1番下でチェック!)
リモートワークも増え、画面越しでのコミュニケーションスキルが求められています。人間関係を円滑にしていくにはコミュニケーションが大切です。対面でも、リモートでも共通して重要なスキルと言えます。「できる人」が相手と壁を作らず、円滑にコミュニケーションを取る方法とは。3つ厳選して紹介します!
できる人は皆「FOR YOU」を考えている
我は我はと自己中心的な人に魅力的だと感じますか? 自分勝手な考えを持つ人は「FOR ME思考」です。例えば、知人と出かけることになり、一方的にその日の計画を決められ、一方的に計画通りにいかないと怒りだすような人は「FOR ME思考」です。相手の行きたい場所を一切聞かず、挙句の果てに感情に任され怒り出す人は魅力的ではありません。
それでは「FOR YOU思考」とは? 今日からマネしたくなる「できる人」の「FOR YOU」を紹介します。
①その場にいづらい人に気を配る
ある会社で計10名の部署に新入社員が3名入社しました。しかし、1名が諸事情により、1週間遅れての初出社。先に入社した2名は徐々に周りと話せるようになった時期です。マンツーマンでOJT研修を行う部署では縦の繋がりができあがっています。なかなか周りに馴染めないでいたのは遅れて入社の1名。そこへ、一人の先輩社員がランチタイムに新入社員3名と他社員を誘って交流を深める機会を作りました。徐々に、遅れてきた新入社員も周りに馴染み始め、円滑なコミュニケーションを取れるようになりました。
ランチタイムに誘った先輩が言います。「周りをしっかり見れないといけません。一人でもメンバーが欠けたら、この小規模会社は傾きます。遅れて入社でも、長く働くベテランであっても、この環境にいたくないと思わせてはいけないのです。」
著者である浅川さんの、とある研修でのお話。研修の途中で浅川さんが「目を閉じてください」と言いました。続いて、「僕は今日皆さんの前で1時間ほどお話をしていますが、私のネクタイは何色でしょう」答えられる人がいなかったのです。なぜなら、誰一人としてネクタイに興味がないからです。人は「見たいものを見て、聞きたいことを聞く生き物」つまり、相手に興味を持つことが大切と言います。
相手を知ろうとする努力が、自然と観察力が磨かれ「FOR YOU思考」が身に付いてくるのです。
著者である浅川さんのエピソードです。あなたも一緒に次の質問を考えてみてください。
知人が浅川さんに、こんな質問をしました。
「今、この瞬間、あなたにとって大切な人は誰ですか」
家族ですか? 友人ですか? 浅川さんは「家族かな」と答えました。すると…
「今、この瞬間私にとって1番大切な人は、目の前にいるあなたです。この瞬間、あなたのことしか考えていません」
今この瞬間を一生懸命生きる。目の前の人が、自分のために命の時間を削っている。できる人は常に目の前のことに一生懸命であることがわかります。
承認のバケツを満たす=信頼関係が生まれる
人は「貢献したい気持ちを満たしてくれる相手」に惹かれていくものです。会社で上司が「君がいないとこの会社はダメだ。いつもありがとう!」部活で監督に「君がいたからこの大会で優勝することができた。毎日の走り込みが活きたな」上司や監督に自分が認められていると思うと好感が持てますよね。他社からの承認は貰えば貰うほど蓄積され、心が穏やかになります。人の心には「承認のバケツ」が存在します。認められたり、褒められたり、感謝されると「承認のバケツ」は満たされます。しかし、認められず、褒められもせず、感謝もされないと、「承認のバケツ」はカラカラに。人を認める余裕がなくなるのです。
自分の「承認のバケツ」がカラカラにならないように、相手を認めて、相手の「承認のバケツ」を満タンにしましょう。そうすると、自分の「承認のバケツ」も満たされていき、信頼関係が生まれるのです。
感謝の数だけ、感じの良い人と思われる
「できる人」は常に周りへの感謝を忘れません。例えば、車屋で2人の営業マンがいます。成約するとわかったときだけ感謝してくる営業マン。入店して下見に来ただけでも心から感謝する営業マン。どちらの営業マンの雰囲気が良いでしょう。感謝を何度もされて気分が悪くなる人などおりません。感謝のできる人と、感謝のできない人の差が「できる人」と「できない人」の差になります。
できる人の「FOR YOU思考」
①その場にいづらい人に気を配る
②観察力を磨いている
③「今」を大切にしている
承認のバケツを満たす=信頼関係が生まれる
感謝の数だけ、感じの良い人と思われる
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仕事ができる人は、3分話せばわかる 信頼を勝ち取る「準備・具体性・ストーリー」【電子書籍】[ 浅川智仁 ] 価格:1,540円 |
おわりに
自分が楽しいと、周りも付いてくる
自分がポジティブで楽しい雰囲気を出していると、自然と周りも付いてくるものです。ポジティブで前向きな人とは、ずっと一緒にいたいと思えますよね。逆にネガティブで愚痴ばかり言う人とは距離を取りたいものです。負のオーラを感じていたら、自分もその負のオーラに染まってしまいます。自分を見失いたくない人は、そういう人とは離れましょう!
「仕事ができる人は3分話せばわかる」を紹介しました。コミュニケーションを円滑に進める人は相手の事を思いやる「FOR YOU思考」が強いことがわかりましたね。この本では、「FOR YOU思考」の教えが紹介されていますので、この思考を取り入れたい人は、ぜひ、購入してみてください!