仕事の会議やメールで見慣れない言葉が使われていて困ったことはありませんか?
それらは「ビジネス用語」といわれるものです。
社会人になると当たり前のように使われているビジネス用語。
ビジネス用語をきちんと学ぶ機会はなかなかないですよね。
「ビジネス用語ってなんだか難しそう」とお悩みの方、多いのではないでしょうか?
難しく感じるビジネス用語ですが、意味がわかれば意外と簡単に覚えられます!
この記事では、45個のビジネス用語とその意味を紹介します。
新社会人の方や、「わからないけど今さら人に聞けない」という方にもおすすめの記事です!
もくじ
- 1 ビジネス用語とは?カタカナの用語も覚える必要性
- 2 知っておきたいビジネス用語45選!意味がわかれば簡単!
- 2.1 タスク
- 2.2 リスケ
- 2.3 マスト
- 2.4 クライアント
- 2.5 アテンド
- 2.6 アポ
- 2.7 レスポンス
- 2.8 エビデンス
- 2.9 デフォルト
- 2.10 インセンティブ
- 2.11 オンスケ
- 2.12 ローンチ
- 2.13 アサイン
- 2.14 アジェンダ
- 2.15 アジャイル
- 2.16 コモディティ
- 2.17 コンバージョン
- 2.18 ジョイン
- 2.19 スケール
- 2.20 セグメント
- 2.21 ダイバーシティ
- 2.22 ターゲティング
- 2.23 ディシジョン
- 2.24 デッドライン
- 2.25 トップダウン
- 2.26 ボトムアップ
- 2.27 ナレッジ
- 2.28 ニッチ
- 2.29 ノーティス
- 2.30 PDCAサイクル
- 2.31 ブランディング
- 2.32 ベストプラクティス
- 2.33 ペルソナ
- 2.34 マイノリティ
- 2.35 マジョリティ
- 2.36 マイルストーン
- 2.37 マネタイズ
- 2.38 リスクヘッジ
- 2.39 リソース
- 2.40 リテラシー
- 2.41 リードタイム
- 2.42 リマインド
- 2.43 ロングテール
- 2.44 リバイズ
- 3 まとめ
ビジネス用語とは?カタカナの用語も覚える必要性
ビジネス用語とは、ビジネスの場面で円滑なコミュニケーションを図ることを目的とした用語です。
外国語に由来するものや、業界ならではの用語もあります。
ビジネス用語を使うことによって、長い説明を短い言葉で的確に伝えられるので時間を短縮できます。
また、コミュニケーションを円滑にとれるので、相手から好印象を持ってもらうこともできます。
知っておきたいビジネス用語45選!意味がわかれば簡単!
「ビジネス用語ってカタカナも多くて難しそうだし、覚えるのが大変そう」と諦めていませんか?
実は、意味がわかれば意外と簡単に覚えられます!
でも、どこから手をつけたら良いかわからないですよね。
そこでここからは、カタカナのビジネス用語を紹介していきます。
まずは今から紹介するビジネス用語を覚えてみてください。
きっと皆さんの業務がより効率的になるはずです!
タスク
「仕事」「業務」「課題」の意味があります。業務の進捗状況を確認する際に使われたり、何か目標に向かっての小さな業務を指す時に使われたりします。
例 「企画を成功させるためにこのタスクを片付けなければならない」
リスケ
リ・スケジュールのことです。スケジュールを変更したり、組み直したりすることを意味します。金融業界や財政界隈では、深刻な状態の時に使われるので注意してください。
例「明日のミーティングはリスケでお願いします」
マスト
英語の「must」が由来で、「必須」「重要」「しなければならない」という意味があります。ビジネスでは、「必ずやらなければならない仕事」として使われることが多いです。
例「この業務は、プロジェクトにおいてマストです」
クライアント
「顧客」「依頼人」という意味があります。取引先のことをクライアントということもあります。クライアントに対面して直接使う言葉ではないので注意してください。
例「クライアントから〇〇の件で連絡がありました」
アテンド
「同行する」「接待する」「出席する」という意味があります。主に、立場が上の人に対して使います。
例 「課長の出張にアテンドする」
「取引先をアテンドする」
「明日の会議にアテンドする」
アポ
アポイントメントの略称です。「約束」「予約」の意味があります。ビジネスシーンでは、「会う約束をする」という意味で使われることが多いです。ビジネスシーンでよく使われるので覚えておきましょう。
例「先方とのアポがとれました」
レスポンス
英語の「response」に由来しており、「反応」「返事「応答」という意味です。「レス」と略されることもあります。主にメールなどのやりとりをする際に使われます。
例「クライアントのレスポンスは早くしましょう」
エビデンス
「根拠」「証拠」「裏付け」という意味があります。業界によっては使い方やニュアンスがことなるので、注意が必要です。
例 「仕様変更を受ける時はエビデンスを残してください」
「この資料のエビデンスは何ですか?」
デフォルト
本来、債務不履行という意味です。しかし、現在は「初期設定」「基本的」「標準的」の意味で使われることが多いです。「デフォ」と略されることもあります。
例「デフォルトの形式で提出してください」
インセンティブ
「奨励」という意味です。会社の中では、歩合の意味で使われることがあります。また、報酬やボーナス、引き出される意欲のことを意味する場合もあります。
例「今月は成績が良かったからインセンティブが多いだろう」
オンスケ
「オンスケジュール」の略称で、「予定通り」「計画通り」という意味です。「予定通り問題なく進んでいる」という意味を伝える言葉です。IT業界でよく使われます。
例「このプロジェクトはオンスケです」
ローンチ
新しい商品やサービスを世の中に公開することを指します。サービスを作ることを発表するタイミングではなく、新商品や新サービスの提供を開始する時に使います。
例「新商品のローンチは来週の月曜日です」
アサイン
「仕事を人に割り当てる」「任命する(役職等)」という意味があります。アサインには、目上の立場の人が、下の人に申しつける意味合いが含まれています。
例「Aさんをこのプロジェクトにアサインします」
アジェンダ
「計画」「予定表」という意味で、議事日程や協議事項を指すこともあります。よく「レジュメ」と意味が混同されますが、レジュメは、概要と要約のことを指します。
例「来週の会議に向けて、アジェンダを作成してください」
アジャイル
「俊敏な」「素早い」という意味があり、「状況の変化に対して素早く対応すること」を表す言葉として使われます。IT業界では、柔軟な情報システムや、効率的なシステム開発手法のことを指します。
例「アジャイルな方法で仕上げる」
コモディティ
所定のカテゴリーにおいて、特徴や品質などの差別化が難しくなることを意味します。また、唯一無二のものでなくなってしまう様子のことです。日本語では、「一般化」と言われます。
例「サービスがコモディティ化してしまう」
コンバージョン
WebサイトやSNSなどでのユーザーの行動によって獲得できる最終的な成果のことを指します。ここでの成果は、商品の購入やお問い合わせ、来店などのことです。
例「今週の目標は、Webサイトのコンバージョンをあげることだ」
ジョイン
会社やチームなどの組織に「参加する」「入社する」という意味で使われます。アサインと混同されやすいですが、アサインが受動的な意味に対し、ジョインは能動的に仕事に従事することを意味します。
例「新たにチームにジョインした者です」
スケール
「スケールする・しない」と使われることが多いです。対象を増減させたり、拡大縮小するという意味で使います。大きくするなら「スケール・アップする」が正しい用法です。
例「今年のプロジェクトは、昨年よりスケール・アップしている」
セグメント
顧客をグループ分けする手法です。市場では、共通のニーズを持ち、購買行動が共通する顧客数の集団などを意味します。あるいは、その顧客層を割り出す調査のことです。
例「顧客の購入品をカテゴリー別にセグメントしてみる
ダイバーシティ
「多様性」という意味です。ビジネスシーンでは、年齢や性別、国籍に差別をせずに様々な人々の能力を活用していこうという考え方を指します。
例「ダイバーシティを実現させて、会社をさらに発展させたい」
ターゲティング
マーケティングに関する用語です。ターゲット(顧客)を絞り込んでマーケティング戦略を立てることを意味します。ターゲティングによって収益性の向上を目指します。
例「ターゲティングをして商品戦略を練る」
ディシジョン
「意思決定」「決断」という意味で、経営に関することなど、重要事項を決定する際に使われます。ただ選択するだけでなく、比較し、評価することが必要です。
例「本案件は、早急なディシジョンが求められます」
デッドライン
「最終的な一線」という意味で、「越えてはいけない最終的な締切や期日のことを指します。ただの締切ではなく、本当にギリギリの期日のことです。
例「来週の月曜日がデッドラインなので、必ず間に合わせましょう」
トップダウン
「上意下達」という意味です。ビジネスシーンでは、組織の上層部が意思決定し、下部組織がそれに基づいて動くこと。対する言葉に、「ボトムアップ」があります。
例「あの会社は、トップダウン経営だ」
ボトムアップ
「下意上達」という意味です。上層部が下部組織の提案や意見に基づいて意思決定していく経営スタイルのこと。対する言葉に、「トップダウン」があります。
例「ボトムアップすることによって、社内の雰囲気が変わってきた」
ナレッジ
有益な知識や事例、ノウハウや付加価値のある経験などを意味します。文字だけでなく、体験から得た技術や技能、経験などを含みます。
例「プロジェクトチーム内で、ナレッジを共有します」
ニッチ
本来「隙間」という意味があり、ビジネスでは、狭い市場のことをいいます。また、特定の狭い需要に対する商品やサービスを提供するビジネスのことを指します。
例「この製品は、ニッチ戦略で成功した」
ノーティス
緊急の「通知」「告知」の意味があります。「ショートノーティス」と使われることが多く、「急なお知らせ」「締切までが短い」という意味合いになります。
例「明日の会議のノーティスをメールで送信しました」
PDCAサイクル
生産や品質管理を円滑に進める手法のことです。「Plan(計画)」「Do(実行)」「Chck(評価)」「Action(改善)」の頭文字をとっており、修正を加えながら繰り返します。
例「PDCAサイクルで品質を改善しましょう」
ブランディング
ブランドがどのようなイメージで認識されるべきか計画し、独自のブランドとして価値向上や、他社との差別化を図ることです。ブランドを作り、世間に浸透させる活動全てのことを指します。
例「あの会社はブランディングが上手だ」
ベストプラクティス
「過去最高の事例」「最善の方法」「最適な方法」を指します。派生的な意味もありますが、あくまでも「現時点におけるベストな方法」という意味で使われます。
例「今回の問題においてのベストプラクティスです」
ペルソナ
商品やサービスを提供する際、どのような顧客を対象にしたものか具体的に人物像を仮設定することです。性別や年齢層、ライフスタイルなどあらゆる属性を検討していきます。
例「ペルソナを明確にさせてから業務に取りかかってください」
マイノリティ
英語の「minority」が由来です。「少数派」という意味です。ただ少数派というわけではなく少数派のため、「立場が弱い」「社会的弱者」の意味合いが含まれていることもあります。
例「マイノリティの意見も尊重すべきです」
マジョリティ
英語の「majority」が由来です。「多数派」などの大多数の人を意味します。会議などで過半数を占めることを「マジョリティをとる」と表現することもあります。対義語は、マイノリティです。
例「この製品は、マジョリティ向けです」
マイルストーン
「中間地点」という意味があり、プロジェクト管理に使われる言葉です。案件の進捗状況の把握に役立ちます。業務効率を高めることができます。
例「本案件のマイルストーンはスケジュール表に書かれている通りです」
マネタイズ
Webサービスを活用して収益を「得る」「あげる方法」という意味で使われることが多いです。無収益のサービスやコンテンツを収益化する意味なので、有料化されているものには使いません。
例「最近はじめたSNSのマネタイズが難しい」
リスクヘッジ
被害を避けたり、リスクを最小限に抑えたりするために対策をとることです。本来は、金融用語でしたが、現在はビジネスシーンでもよく使用されています。
例「新企画に挑戦する際はリスクヘッジをしておくことが大切です」
リソース
人材、資金、時間などの、経営や事業に必要な全ての経営資源のことを意味します。IT業界では、処理をするのに必要なコンピュータの能力やシステム環境のことを指します。
例「新規プロジェクトのリソース確保を行ってください」
リテラシー
情報を適切に理解したり、正しく取捨選択できる能力のことです。また、基本知識や業務知識を意味することもあります。何に関するリテラシーかを示すため、「〇〇リテラシー」と表すことがほとんどです。
例「彼女はメディアリテラシーに欠けている」
リードタイム
商品やサービスの発注から納品までにかかる時間のことです。また、営業を受注してから売り上げが上がるまでの時間を「リードタイム」と呼ぶこともあります。
例「この製品のリードタイムは2週間です」
リマインド
「思い出させる」「思い起こさせる」の意味があり、ビジネスでは、主に「念を押して確認する」「再確認する」といった意味で使われます。
例「クライアントに打ち合わせのリマインドメールを送る」
ロングテール
少しの売り上げしかない商品が、積み重なって売り上げの大きな割合を占めるほどの利益をもたらすことです。また、「メインの商品に依存しない」という意味もあります。
例「この商品は売上が少ないから、ロングテール戦略を活用してみよう」
リバイズ
「改訂する」「修正する」という意味があります。ビジネスでは、資料を「修正する」「差し替える」という意味で使われることが多いです。
例「昨日のミーティングに沿って企画書をリバイズしました」
まとめ
この記事では、カタカナのビジネス用語をご紹介しました。
「難しそう」と思っていた方も、意味がわかれば意外と覚えられそうではありませんか?「何から始めたらいいかわからない」という方は、まずは、今回ご紹介したビジネス用語を覚えてみてください!
一気に覚えようとせず、自分のペースで一つずつ覚えていけば大丈夫です。
ビジネス用語を活用してコミュニケーションを円滑にし、より良いビジネスライフを送りましょう!