皆さん、こんにちは!
今回は「仕事をゲームにしてみた結果!!」に触れながら、ゲーミフィケーションのやり方やメリット・デメリットを解説します。
ぜひ、お気に入りの1冊にしてくださいね。
社員のモチベーションは仕事の生産性、効率化につながります。
仕事が楽しければ離職率が下がる効果が期待され、チーム力が上がることでしょう。
ビジネスや勉強でゲームを取り入れるという発想を持ったことはありますか?
一昔前までは敬遠されがちであったゲーム。
昨今ではゲームを取り入れることで社員のモチベーションを上げ、チーム力の上昇と共に生産性を上げる企業が増えているようです。
社員や子どものやる気をMAXにさせたゲーミフィケーションの活用方法を、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
仕事をゲーム化してみた入社3年目
著者の永嶋信晴さんが、仕事をゲーム化してみた経験は入社3年目のことです。
期待の若手行員であった永嶋さん。
営業キャンペーンの推進責任者として抜擢され、極度なプレッシャーによって精神的に追い込まれる日々が続きました。
当時の支店の成績も良いとは言えず、目標達成の期限も残り少ない状況。
さらに、営業を依頼するメンバーは年上の先輩ばかりです。
そこで、仕事にゲーム化を取り入れ、個々人のモチベーションとチーム力を上昇させることで営業キャンペーン推進責任者として最高数値の記録を作り上げることができました。
この、仕事をゲーム化するシステムに着目できたのは戦国時代に活躍した木下藤吉郎にあります。
今や、仕事のゲーム化はゲーミフィケーションというネーミングに生まれ変わり、国内外問わず注目されています。
人物
木下藤吉郎とは?
木下藤吉郎は、戦国時代に活躍した豊臣秀吉の若い頃の名前です。
永嶋さんが困難に陥った時に、幼少期に読んだ「豊臣秀吉の伝記」を思い出します。
部下に自分の仕事の目的をきちんと把握させ、自身やまわりの人たちに、どのように役立つかという事を自覚させる
この戦国時代のエピソードがヒントとなりゲーム化にたどり着きました。
経営の神様も注目したゲーミフィケーション
前述した木下藤吉郎のエピソードで、あの経営の神様と呼ばれる松下幸之助は以下のように述べています。
仕事を適当な大きさに分け、その分野については責任と権限を与えて、徹底してこれをやらせることは大切である。指導者としては、責任と権限を委譲し、各人の力に応じた仕事をし、また、させていくことを考えなければならない。
(戦国時代のエピソードは、実際の本を読んでいただきご確認ください。)
いくらモチベーションの上がるゲームを仕事に取り入れたとしても、やらされている感覚を持っていたら意味がありません。
各人に応じた仕事を適材適所に与え、自分から率先してやるシステムを作る必要があります。
人物
松下幸之助ってだれ?
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者。
パナソニックホールディングスを一代で築き上げた経営者です。
実業家やビジネスが好きな人なら一度は聞いたことのある人物。
松下幸之助の詳細は公式HPから確認できます。
ゲーミフィケーションとは?
ゲーミフィケーションとは、一般的にゲームで蓄積されたノウハウや要素をゲーム以外のものに活用するものです。
そのため、ゲーミフィケーション=仕事をゲーム化するといったものではありません。
ゲーミフィケーションの動きは、ビジネス以外にも、教育・社会貢献・科学・医療・健康・政治など、さまざまな分野に広がっています。
最終的なゴールが明確化されていて、個人のやるべきことが見える化できていることが必要です。
ゲームもクリアが見えているからこそ、最後まで楽しくできますよね。
なにをやるべきか分からないゲームに、魅力はなかなか持てないでしょう。
ゴールまでの過程において、個人のストーリーや報酬、フィードバックなど用意すべきことが数多く存在します。
企画を考える側も楽しめる素敵なシステムといえます。
ゲーミフィケーションで重要なこと
ゲーミフィケーションを取り入れることで必要なことは以下の通りです。
- 社員全員が楽しめること
- 継続して続けられること
- 報酬を設けること
社員全員が楽しめること
最も重要な要素として、社員全員が楽しめることが挙げられます。
職場全体が一体化され、一人残らず楽しめるようにしたいです。
休憩時間やオフの時間を、ゲームの話しで盛り上がることができれば理想といえるでしょう。
もちろん、最初はゲーミフィケーションのシステムに疑問を抱いたり、やる気が沸かないスタッフがいます。
どのように全員が参加できるのかを考える必要があります。
継続して続けられること
モチベーションを維持し、継続して続けられるように迅速なフィードバックが必要です。
ゲームでも経験値やレベルが上がったら、自分の成長が目に見えます。
同様に、迅速なフィードバックを行うことで、自身の立ち位置ややるべきことがわかります。
作業に対して素早く評価し、課題が必要であれば改善点を伝えましょう。
報酬を設けること
成功すればわかりやすいような報酬制度を設けることをおすすめします。
ゲームでも敵を倒したら経験値を得られたり、賞金を手に入れたりと嬉しい報酬が得られます。
旅行チケットのプレゼントや昇進の機会を設けるなども良いでしょう。
ただ、個人差が出すぎると「自分は到底報酬にありつけない」とやる気を落としてしまう人もいることに注意したいです。
〔私が店舗販売をしていた頃、雇用形態問わず2チームに分け総売上対決というゲーミフィケーションを取り入れました。皆さん負けず嫌いで楽しかったです。特に驚きがアルバイトの子が好成績を残していましたね。〕
ゲーミフィケーションを取り入れるデメリット
ゲーミフィケーションを取り入れることで、やる気を失ってしまう社員がいるかもしれません。
全員が楽しいと思い考えたゲーミフィケーションが、一部のやる気を失わせれば離職につながることもあるのです。
また、ゲーム同様につまらないものであれば継続もなく、打ち切りも考えられます。
数値全体の変化もなく、逆に下がることもあるでしょう。
ゲーミフィケーションを取り入れる際には、企画内容を論理的に考え社員一人ひとりに合ったものが必要です。
ゲーミフィケーションを取り入れるメリット
ゲーミフィケーションを取り入れることで人の遊び心が加速し、モチベーションの向上につながります。
楽しい企画内容であれば、継続性もあり自立型人材も出てくるでしょう。
また、ゲーミフィケーションはビジネスのみならず、家事や育児、勉強にも取り入れられます。
特に、子どもからすると「ゲーム」に敏感なことも多く、やり方を工夫すれば学力向上も見込めるでしょう。
ゲーミフィケーションの成功例
ここまでゲーミフィケーションのメリットやデメリット、重要な要素について解説しました。
ここからはゲーミフィケーションの成功例を紹介します。
子どものやる気がMAXに!
とある予備校では段階別の学習システムを取り入れました。
段階を確実に登っていくことで、志望校までのモチベーションを導くといったものです。
段階ごとにクリアすれば、先生から合格シールを貰えるとか…
このように子どものやる気を継続させ、ゴールまで確実に導く効果が期待できます。
顧客化が促進され、マーケティング効果大に!
多くの企業でも採用されているポイント制。
とある清涼飲料水メーカーでは、スマートフォンの万歩計機能と連携したアプリケーションを開発したようです。
「歩いた数でポイントが貯まり、ポイントが貯まったら飲み物プレゼント!」というマーケティング結果から、顧客化へつながったとのこと。
自社のみならず、顧客(消費者)へゲーミフィケーションを取り入れるのも面白そうですね!
ゲーミフィケーションの例 | オンライン英会話【クラウティ】
企業や学校、予備校などで取り入れられているゲーミフィケーションについて解説してきました。
ここまでなんとなくわかっていただけたら嬉しいです。
ゲーミフィケーションの一例として、家族で楽しく学ぶ習慣を身につけませんか?
グローバル化が加速されている今日において、英語のスキルは今後も求められるでしょう。
私自身もオーストラリア在住ですが、英語スキル不足で日々悪戦苦闘…
「もっと早く英語を学んでいれば…」と、何度思ったことか(笑)
ご家族で楽しめるオンライン英会話「クラウティ」では、子どもも楽しめる知育効果が期待できるゲームを採用しています。
講師とゲームをしながら英会話を学べる新しいレッスン体験が受けられます。
おわりに
今回は「仕事をゲームにしてみた結果!!」に触れながら、ゲーミフィケーションのやり方やメリット・デメリットを解説しました。
ゲーミフィケーションは、個人の性格によって合う合わないがありますが、フィットすれば最大限の継続効果が期待できます。
周りの社員や子どもが一番わかるのは他でもないあなたです。
もし、今の環境でゲーミフィケーションを取り入れるべきと思ったら、企画を練るところからはじめてみてください。