「20代を無難に生きるな」と、言われてドキッとする人が多いのではないでしょうか。
人間関係、キャリアプランなど悩みが尽きないものです。
悩みを悩みで終えてしまえば、そのまま停滞。
しかし、悩みを力に変えることができれば、人生の成功者に近づけます。
今回は、「20代を無難にいきるな」という本を紹介しつつ、後半からは『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』について解説します。
この本は、180万部突破のベストセラー。自分の人生に悩んだときに読まれている最高の自己啓発本です。
20代とタイトルにありますが、10代は20代になるための準備として、30代以上には20代の部下の悩み相談として活用できます。
仕事・人間関係・学びの考え方が変わる内容となりますので、気になった方はぜひ購入してみてください!
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もくじ
20代のうちに考えるべき意識改革 3つのポイント
20代は我武者羅に働け
20代のうちに社会人としての意識を持つことが必要です。
高校、大学時代にアルバイトの数をこなし、バイトリーダーになった実力があっても、いざ、社会人として企業に勤めると上手くいかなかった。
そんな経験を持つ新入社員が後を絶ちません。
「なんか、自分にはこの仕事あってないのかも。」「また今日も上司(先輩)に怒られた。」
20代は多くのシーンで半人前、新人扱いを受けます。
そして、思い通りにいかないことが増えます。
自分の存在価値が否定され、自尊心が破壊される時だってあります。
納得できないまま、社会のルールに従わないといけません。
では、ここで、どのように行動するのか。
まずは、自分の価値観をしっかり持つことです。
生きる上で揺るぎない独自の価値観を持てたら、それを信じて努力するのみです。
20代のうちに、頑丈で強い心を持てば、プレッシャーに負けない人間になれます。
自分の価値観とは? 詳しく説明していきます!
自分の価値観を持つ
情報社会の世の中で、間違った情報、正しい情報をあなたは判断することができますか?
前述しましたが自分の価値観を20代のうちに持つことが大切です。
例えば…「AIの普及により、今後は人の力がいらなくなる。よって、20年後は人は働かず、AIが働く世界になる。人はAIの管理をする能力が求められるので、文系の学習より理系の学習をするべきだ。」と、ネットニュースで流れ、SNSでこの情報が出回ったらあなたならどう行動しますか。
「あ、じゃあ文系の学習しなくていいのか。」「20年後でも人のコミュニケーションは必要だ。文系の学習だって必要だろ!」多くの反響が流れることでしょう。
新型コロナウイルスが流行した際「トイレットペーパーが無くなる」と情報が流れ、街からトイレットペーパーが一時無くなりました。
正しい知識が必要であると実感したときでした。
他人の言う事に、常に惑わされるのではなく、自分の価値観、知識を持ち、個人の力で判断していきましょう。
しかしながら、他人の言う事につい惑わされてしまう人が現代に多数います。
それって「ピンポン病」じゃないですか?
ピンポン病には、ならない
嫌いな先輩「この企画書の誤字ないか確認しといて」自分「わかりました。(あぁ、今仕事溜まってるんだけどなあ)」
あなたは、自分の意見をはっきり言えますか?
他人が言ったことに対して、「ピンポーン! 正解です! 」と返事してしまうことを「ピンポン病」と呼びます。
自分の意見を言えず、他人の意見に左右されて行動してしまうのが現代の若年層に多く見られます。
受け身で生きるか、主体的に生きるかで人生は大きく左右されます。
他人の意見に惑わされると、後になって「あの時こうしておくべきだった…」と後悔してしまいます。
20代のうちに自分の意見をしっかり言えるように訓練しましょう。
何度も読みたくなる名言
人生には成功と成長しかない
うまくいかない時は「成長期」⇒人間関係でトラブルが多い。恋人とうまくいかない。仕事がうまくいかないなど、他人よりネガティブに感じてしまう時期のこと。このうまくいかない時期にどう考え行動するかで人生は大きく変わります。
うまくいった時は「成功期」⇒成長して最高の結果を手に入れたとき。この時に、成長期に関わった人を忘れてはいけません。忘れてしまったとき、鼻が伸びた天狗となり衰退していきます。
「成長期」と「成功期」の連続で人生は成り立っているのです。
成長する人は行動が早い
皆さんの周りで「すぐ結果を出す優秀な人」はいますか?
「同期で入ったあいつがいつの間にか仕事で成果を出して上司に褒められている」「仕事が遅くて、なかなか定時で終われない」などの悩みは行動1つで改善できます。
それはすぐやる人かやれない人の習慣の差です。
成功している人、生産性を上げ続けている人の共通点は「行動が早い」が挙げられます。
ここからは『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』に触れながら、仕事ができる人の差について3つの特徴を紹介していきます。
常に仕事が早い人、成果を出し続けている人は魅力的です。
会社に属している限り、与えられた仕事はミスなくこなさなければなりません。
ミスもなく円滑に進めるにはどうするべきか。
行動力を上げることが成功につながるポイントです。
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行動力のある人は数多くの負けを知り、行動力のない人は全勝を目指す
「失敗は次に繋がるチャンスです」これは、サッカー選手の本田圭佑さんの一言です。
彼は、自分に負荷をかけるために、フィジカルトレーニング後にフリーキックの練習をするそうです。
何度もゴールから外れるものの、連続で決めるまで帰りません。
理由は、失敗したキックの分だけ、失敗のやり方を知ることができるからです。
結果、大舞台でフリーキックを決めることができます。
失敗への恐れが成功への道を奪っている。
行動力のある人は失敗のリスクを怖いと感じているわけではありません。
リスクを感じながらも1つひとつ目の前の課題と真摯に向き合い、チャレンジをしているのです。
シュートを何回も打ち、蹴り方を覚えるのと一緒です。
シュートを外すのが怖くてシュートをしないという選択肢では、一生ゴールは決まりません。
行動力のない人は、成功をするには失敗を絶対にしないと考えがち。
行動力のある人は失敗の経験から多くの事を学べばよいと考えます。
POINT
行動力のある人は質問で前向きになり、行動力のない人は質問でやる気を失う
世界的に有名なミッキーマウスの生みの親、ウォルトディズニーは質問のプロと言われています。
”どうすればプロジェクトはうまく進むか”と壁一面にプロジェクトを張り、社員全員に聞きます。
そして、社員の能力を最大限に引き出したのです。
成功者はもちろん、行動力のある人は質問のプロです。
それは、自分に対しても言えること。
「今回の施策は成功しなかったが、課題と原因を考え次に活かそう!」「半年間ダイエットをしているが、2キロしか体重が減っていない。日常の習慣を変えてみようか」などの前向きな質問は行動力を上げます。
しかし、行動力のない人は「どうしてうまくいかないんだ」「私だからできないのか」などネガティブな質問を自分に投げかけ、やる気を自分で勝手に落とすのです。
「今自分にできることはなんだろうか」と焦点をずらして考えることで、メンタルの負担を軽減できます。
質問は自分の力を奪うこともでき、与えることもできるのです。
POINT
行動力のある人は根拠なき自信を持ち、行動力の無い人は自分を否定する
日本青年研究所の調査によると(2011年)「私は価値がある人間だと思いますか」という質問に対し、アメリカの高校生57%、中国の高校生42%が「Yes」と答えています。
では、日本人はどのような結果か。
結果は8%。
日本人は自分に対して自信が無いことがわかります。
「自分なんて」「どうせ無理だ」「先生があの学校に進学が無理と言っていたから辞めよう」といったマイナスの思考パターンが染みつき、リスクを恐れ、チャレンジ精神がどんどん失われたのです。
必然的に行動力のない人になってしまうのです。
行動経済学では、チャレンジをせず、現状維持をしていたいという心理状態を「現状維持バイアス」と呼んでいます。
現状維持バイアスに拍車をかけるのが自信の欠如です。
行動力のない人は「実績がないから自信が持てないんだ」と考え、現状維持で停滞します。
しかし、行動力のある人は「自信さえあれば、実績はあとから付いてくる」と考え前進していきます。
根拠なき自信が大きな一歩を踏み出す活力になるのです。
POINT
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おわりに
ここまで読んで頂きありがとうございました。
人生を成功させるためには自分は未熟であることを心得えたいものです。
20代は半人前です。
経験不足で失敗も多いですよね。
謎のプライドが成長を邪魔します。
私自身プライドが高いせいで、恥をかきたくないと行動をしない謝罪もできないと成長を停滞させていた人間でした。
しかし、ある時尊敬できる上司と先輩に出逢い、変わることができました。
質の悪いクレーム対応、細かい業務のチェック…
なにより、新入社員がやるような雑用も続けてやるようになりました。
そして、多くの業務に携われることで全体の視野と後輩の行動も把握できるようになりました。
メンターとの出会い。業務の回数を他人より積極的にやること。この2つを、私は20代で習得できてよかったなと思います!
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