「頑張ると決めたにもかかわらず、三日坊主を避けられない。」このような経験はありませんか?「やる気があるのに、続かない」「気づいたら途中で辞めていた」と、途中で放棄する人もいるのではないでしょうか。その原因は、あなたのせいではありません。三日坊主には明確な原因があります。
その原因を理解して逆手に取れば、三日坊主を克服できます。頑張ろうと決めたなら、目標を達成したいものです。こうなりたいと強く思い描くことで、経験となり自信につながります。
自信が付けばさらにステップアップ。今は想像もできないような成長を遂げることも夢ではありません。
成長したい、変わりたいと考えているあなたに、気になる原因やおすすめのアプリを紹介します。
三日坊主になる原因とは?
三日坊主になる原因は、以下の特徴があります。
- 明確な目標が定まっていないため
- 目標に対する進捗状況がわからないため
- 複数の習慣化を考えてしまうため
嫌なことを日々継続して乗り越えている人は少なくありません。ただ、趣味といった好きなことに熱中すれば自然と継続できます。やらないことのデメリットがあることや、それ自体を楽しむことが、三日坊主にならないための大切なポイントです。
具体的な三日坊主の原因に触れながら、解消していきます。
明確な目標が定まっていないため
目標達成のためには、目指す方向に対する努力が必要です。しかし、明確な目標がないと、具体的に何を努力すればいいか考えられません。何を努力すればいいか考えているうちに時間は過ぎ、いくら意気込んでいてもやる気はどこかへ消えてしまいます。
やる気が続かないのは気持ちが足りないのではなく、生物の本能である「心が平穏に戻ろうとする法則」が働いているためです。楽しいことも悲しいことも、時間が経つと感情は落ち着いてきます。
いくら頑張ろうと考えても本能が働き、時間が経つことでやる気も落ち着いてしまいます。「具体的な目標が定まったら行動に移すこと。」
これが目標達成への第一歩です。
目標に対する進捗状況がわからないため
目標達成には明確な目標が必要です。先述したように明確な目標がないと、いくら努力をしても進捗状況が分かりません。漠然と「痩せる!」と思っても、〇キロを目指すのか、痩せていた時に着ていた服をまた着たいのかなど、明確な数字や客観的に判断できる基準が必要です。
目標が無いだけでゴールが見えなくなり、あとどれくらい努力をすればいいか分からなくなってしまいます。努力して少しずつ痩せていても目標に対する進捗状況を把握できなければ、どれだけ目標に近づいているか分かりません。
目標に目標へ近づいている実感がないと、ラクなことや楽しいことを優先してしまいます。
複数の習慣化を考えてしまうため
スキルアップをしたいとき、習慣化すれば目標達成に近づけます。毎日歯みがきをするように、「習慣として必ずすることにできれば投げ出すことなく達成できる。」というものです。
新しいことに挑戦しようと、複数のことを考えてしまえば、三日坊主になりやすい傾向があります。1つを習慣化することは難しく、同時にいくつも欲張るとどれも続かなくなってしまいます。
中途半端に辞めると自己肯定感と実行力が低下します。時間と労力がもったいないです。頑張りたいことがたくさんある向上心の高い人こそ、一つずつ習慣化させることが大切です。
嫌なことを習慣化するまでの時間
習慣化するために必要なことは、日々やることを決めてルーティン化することです。ルーティンとは「決まった流れ」や「日課」という意味で、ルーティンを作ることで習慣になるまで日々継続をすることが、三日坊主を克服するポイントになります。
一般的に習慣が身に付くまでにかかる期間は以下のとおりです。
- 行動習慣(節約、日記、勉強など):1か月
- 身体習慣(筋トレ、早起き、禁煙など):3か月
- 思考習慣(完璧主義をやめる、ポジティブ思考など):6か月
今は難しくて嫌に感じていることも、繰り返すと慣れてハードルが下げられます。まずはこの期間を参考に、日々少しずつ努力してみましょう。
三日坊主を克服する方法
三日坊主を克服するために大切なのは習慣化することだと触れましたが、さらに大事なポイントがあります。それが、明確な目標を定めることです。
三日坊主になる原因は、下記の3点でした。
- 明確な目標が定まっていないため
- 目標に対する進捗状況がわからないため
- 複数の習慣化を考えてしまうため
明確な目標を定めることで、このように原因を解決できます。
- 何を目指すのか明確になり何をどのくらい努力すればいいかわかる
- ゴールがわかれば進捗状況も把握できるようになり自信の成長を実感できる
- 目標達成のためにやることの優先順位が着けやすくなり、1つずつ着実に習慣化に取り組める
それでは明確な目標を定めるのはどう考えればいいのか。詳しく解説します。
明確な目標を定める
明確な目標を定めるポイントは、SMARTの法則に沿った方法で考えることです。
SMARTとは以下の頭文字を取ったもので、この法則に従うと簡単に明確な目標を立てることができます。
- Specific:明確な、具体的な
- Measurable:測定可能な
- Achievable:達成可能な
- Relevant:関係性がある
- Time-bound:期限のある
なお、この5つの要素を必ず分けて入れる必要はありません。例えば、「今年こそは痩せる」をこのように明確にしてみましょう。「毎日10回腹筋をして、12月31日までに去年着ていたこの服を着れるようになる」
このように目標を立てられたら、あとは毎日10回腹筋するだけです。習慣になるまで継続できれば、三日坊主を克服し目標達成に近づきます。
習慣化するためにアプリを導入する
習慣化するための継続が難しいと思う人は、アプリを導入するのがおすすめです。誰にとっても習慣化は難しいもの。習慣化するためにどうすればいいかを本気で考えた開発者たちが、さまざまなアプローチのアプリを提供しています。
おすすめの習慣化アプリを3つ紹介しますので、あなたの目標に合わせたアプリを導入してみてください。
1. Streaks(ストリークス)
Todoリストを作るアプリです。達成状況を一目で確認できるため、目標に対しての進捗状況の把握が簡単にできます。ヘルスケアアプリとの連携もあるのでフィットネス系の目標達成にもおすすめです。
多機能でカスタムも豊富。Apple Watchからも記録が可能です。
App Storeのクチコミは★4.7(2,875件)※2023年2月時点
2. みんチャレ
同じ目標を持つ匿名の5人1組で励まし合いながら習慣化できるアプリです。環境・属性が同じ人と繋がるため、共通の話題や悩み相談もできます。
また、他の人の頑張りを見たり自分がしていないとバレるので適度に強制力があります。ダイエット・運動・勉強などの目標におすすめです。
App Storeのクチコミは★4.7(25,461件)※2023年2月時点
3. Habitify(ハビティファイ)
習慣の記録・進捗管理・振り返りが特徴のアプリです。細かな設定ができる高機能タイプで、詳細に管理・分析したい人におすすめです。
達成率のほか、気分も記録できるため振り返りの時に具合が悪い日も考慮できます。iPhone標準搭載アプリと似てる慣れたデザイン。Apple watchからも記録が可能です。
App Storeのクチコミは★4.5(12,366件)※2023年2月時点
手の届く自分ルールを決める
習慣をつける時は小さなことを毎日続けることが効果的ですが、体調が悪い時やハプニングが起きた場合は難しいものです。投げ出してしまうこともあります。無理せず続けられるように、自分ルールを作るのがおすすめです。
例えば、このようにご褒美を作る・お休みを作るなどがよいです。
「1週間継続できたらハーゲンダッツを食べる」「1週間に1回は休んでもいい」
厳しすぎても習慣化は難しくなります。手の届く自分ルールを決めて、生活に習慣をなじませましょう。
まとめ
三日坊主を克服して目標を達成するために、守るべきポイントを振り返ります。
- 三日坊主になる原因は、目標が明確じゃないために進捗が把握できないこと
- 習慣化は欲張らずに1つずつ身に着ける
- 一般的に習慣化するまでの時間を知っておく
- 習慣化するためのアプリに頼る
挑戦したいことがあるのに目標を達成できずにいると自信を無くしてしまいます。ポイントを抑えた目標作成と、習慣化に特化したアプリを活用できれば三日坊主は克服可能です。
目標達成できるよう、一歩づつ頑張りましょう。